亀頭の痒みは、アレルギーや細菌感染などで、亀頭包皮に炎症が起こる事が原因です。

亀頭の痒み(亀頭包皮炎)は、セックスやオナニーなどで亀頭にできた小さな傷に、皮膚の常在菌(病原菌)が感染して起こる皮膚疾患です。
感染した病原菌によって、細菌性とカンジダ性(真菌性)に区分されています。


亀頭包皮炎に!

通気性が良く蒸れない下着

亀頭包皮炎の治療

 

亀頭に細菌が繁殖している場合には抗生物質を塗布し、真菌(カンジダなど)が繁殖している場合には抗真菌薬を塗布します。

 

アレルギーによって炎症が起きている場合には、ステロイド剤や抗アレルギー薬を塗布します。

 

自己判断で市販薬を使用すると、かえって症状が悪化してしまう事がありますので、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

感染症はなかなか治りにくいものですが、辛抱強く治療を続けているうちに、少しずつ痒みが軽くなり包皮が正常に戻っていきます。

 

治療中の性行為は、亀頭や包皮が傷付いたり、細菌や真菌が侵入しやすくなりますので、症状が悪化する事があります。

 

そのため、治療中の性行為は控え、清潔な下着を身に着けておくように心がけましょう。

 

性器を石鹸やボディーソープで洗いすぎると、包皮が余計に傷付いたり、悪玉菌をやっつける善玉菌が駆逐され、体の常在菌バランスが崩れてしまい、なかなか治らない事もあります。

 

そのため、入浴時に洗い過ぎないように注意する事も大切です。

包茎の人は亀頭の通気性が悪いため、亀頭包皮炎を起こしやすく、また何度も再発を繰り返す場合があります。
包茎ではない人も、性器周辺を不潔にしていると雑菌が溜まりやすくなるため、亀頭包皮炎を起こしやすくなります。
男性の性器周辺はとても蒸れやすい構造になっていますので、普段から痒みが気になる人は、通気性が良く蒸れない下着を身に着けるようにしましょう。